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2006/11/27 超音波が骨の回復を促す

超音波診療をご存知ですか?
整形外科の領域で、骨折の診療に導入されています。
有名スポーツ選手が、ケガの治療に用いて治癒を早めていることで注目された治療法ですが、最近、歯科にも応用されるようになりました。

以下は新聞記事からの引用です。長くなるので一部抜粋ですが、
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日本経済新聞 2006年11月1日版から引用
「超音波で骨折治療。再生促し一日も早く」アスリートが活用。温熱効果も
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また、2002年には各スポーツ紙で、「欧州リーグで左足甲を骨折したイングランド代表MFデビッドベッカム選手が、マイクロカレント療法と呼ばれる電気治療を行って、早い回復を目指し、6週間後W杯で試合に復帰」といった記事が見られました。
当クリニックでもインプラントを希望される患者さんの増加に伴い、骨欠損が大きく、骨移植などの骨造成を必要とする症例が多くなっています。少しでも早く多くの骨を作れたらという思いから、先日、超音波骨折治療器を導入しました。1週間の貸し出しをして、ご自宅で毎日15分間、患部に当てます。これまでのデータでは、骨芽細胞を刺激して多くの骨ができるとのこと。この装置の導入は埼玉県北部では初めてとのことで、どこにでもある装置ではありませんから、効果に疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、かといって害があるわけでもありません。インプラント治療においては、少しでも多くの骨があることが、とても重要な要素になるのです。治療をするうえで、少しでも患者さんの負担を軽減できればと思っています。

2006/10/30 勉強、してますか?

私が所属する歯科団体(社団法人日本歯科先端技術研究所)が発行している会誌向けに書いた「臨床のヒント」という原稿です。
歯科治療は時代とともに変化し、常に進化しています。常識だったことが非常識になったり、今までできなかったことが器材の進歩や、新しい発見で可能になったり。
今回の原稿は、従来から行われている治療法をあらためて見直し、さらに疑問を投げかける内容です。研究団体に所属することで、たくさんの先生方の豊富な症例と接することができます。それらを自分の治療に生かし、患者さんに還元していくことがとても大切です。歯科医師免許をとれば、それでなんでもできるというのではなく、歯科医師を続けているかぎり、勉強しつづける必要があるのですね。がんばります。

日本歯科先端技術研究所会誌 日本歯科先端技術研究所会誌 日本歯科先端技術研究所会誌

2006/10/07 運動会

長野中学校運動会先日、母校である長野中学校で行田市長野地区の運動会が開催されました。 自治会ごとに競いあう大人の運動会です。私も帰郷した去年から参加させてもらっています。 今年は、長縄跳び、3種混合リレー、年齢別リレーの3種目と子供パン食い競争に出場しました。中学高校時代は陸上部に所属していたという自負が裏目にでて、去年は年齢別リレーで転倒してしまい、運動不足を露呈してしまいましたが、今年の3種目は無事でした。長縄跳びは10人一緒に飛ぶ競技なのですが、私の所属する林地区は37回の記録で上位に食い込みました。30回を超えたあたりから、誰か引っかかって!という思いをもったのは私だけでは無かったようです。年齢別リレーは奮闘及びませんでしたが、3種混合リレーは2位でした。林地区は総合3位という好成績で、夕方に行われた反省会は祝賀会に変更となり、地域の方々と祝杯をあげました。年に1度のイベントですが、地域の方々とお酒を飲む機会は貴重でした。また、来年、参加させてもらいます。

2006/09/26 学会シーズンを迎えて

9月16日(土)は日本口腔インプラント学会での学術研究発表のため新潟に出張しており、休診とさせていただきました。インプラント治療の研究グループと共同発表を行ってきました。今回の学会はかなり充実しており、朝から夕方まで会場での特別講演を拝聴し、自分の未熟さを痛感して帰って参りました。後日、患者さんから「16日に来たのに休診だった」とご指摘いただきました。直接お越しいただいた患者さんにはご迷惑をお掛けいたしました。
9月から11月にかけて秋の学会シーズンになります。10月7・8日は日本レーザー歯学会が幕張で、11月は日本歯科保存学会が鹿児島で開催されます。私はどちらの学会も評議員を委嘱されており、出席する予定になっています。日本レーザー歯学会は土・日曜日、保存学会は木・金曜日に予定されており、診療を一部お休みしなければなりません。患者の皆様にはご迷惑かと存じますが、新しい知識を身につけ、行田に居ながら先端医療を提供していくための研鑽とご理解いただければと思います。 さらに、インプラント学会の研修施設である(社)日本歯科先端技術研究所の講習会や、口腔ケア市民公開講座が予定されており、土曜日の午後は休診となることが多くなります。「江黒歯科は行ってもやっていないことが多い」とお叱りを受けそうですが、ゴルフコンペに参加しているわけではないのです(笑)。予約診療をご理解いただき、計画的な治療にご協力ください。

2006/08/01 体調管理

6月から7月にかけ、祝日が少なく労働日数の多い季節を迎え、体調管理の難しさを感じている今日この頃です。先週金曜日は、かなり久しぶりに38度を超える発熱でダウンしました。といっても患者さんにご迷惑をかけるわけにはいきませんので、薬と栄養ドリンクを服用して直ぐに就寝しました。開業以来、体調管理には気をつかってきたつもりでしたが、久々の発熱でした。まだ、若いのか?翌朝には熱も下がり、診療は通常通り行うことができました。
しかしながら、今週になって、スタッフの衛生士達が立て続けに発熱し、クリニックは大忙しでした。このところ、インプラントの手術や矯正治療のために、休みを取らずに頑張ってくれていたスタッフも限界だったのか、と反省しています。
次々と患者さんに来院していただく喜びと働いてくれているスタッフへの配慮、そして自分自身の健康管理など、開業医を永く続けていくには、コツがありそうです。
季節柄、皆さまもご自愛下さい。

2006/07/06 勉強を怠ることなく・・・

6月23・24日に行われた日本歯科先端技術研究所の理事会に出席してきました。
日本歯科先端技術研究所は厚生労働省認可の社団法人であり全国組織です。そのため、日本中で理事会が開催されます。今回は、沖縄での開催でしたので、23日(土)の診療はお休みさせていただきました。
日本歯科先端技術研究所の理事会沖縄は梅雨明け早々で、かなり蒸し暑く、空港に着くと同時にネクタイを外し、クールビズになっていました。3時間にわたる会議の後、懇親会がありました。(写真)理事の先生方とインプラント治療を語り合ってきました。
日本歯科先端技術研究所の理事会翌24日は学術講演会があり、インプラント治療における様々な技術のお話を伺ってきました。江黒歯科クリニックも2年目をむかえインプラントを希望される方が増えてきました。また、インプラント治療を終えた方からは「噛める」という喜びの声をいただくようになってきました。 治療を終えた患者さんが笑顔で喜んでくださるのが何よりの励みです。
私も、常に勉強し、新しい技術を導入できるように精進していこうと思っております。
23日(土)を休診にしたことで、土曜日しかいらっしゃれない患者さんにはご迷惑をおかけしましたが、診療を休んだ分は新たな知識と技術でお返しいたします。ご期待下さい。

2006/06/05 より良いサービスを目指して

5月25-26日に行われた日本歯科保存学会春季学会に参加してきました。
今回は、医局の大学院生との共同発表もあり、少しだけアカデミックな時を過ごすことができました。この1年間、日々の臨床に追われ、研究らしい時間がとれずにおりましたが、学会に参加したことで刺激を受けてきました。夜は医局のOB先生たちとの懇親会に参加し、日常臨床での問題点などを話し合ってきました。
学会の合間にOB先生の診療室を拝見してきたのですが、すごく立派な診療室でした。医院専用のバスが市内を循環しており、患者さんの送り向かいをしているとのこと、驚きを隠せませんでした。当院の現状で送迎バスはちょっと難しいですが、少しでも近づいて、当院に通っていただいている皆様により良いサービスを提供できたらと思います。
4月から手伝ってくれております上野先生も、当院に慣れてきた様子です。口数少ない彼ですが、学生実習の指導に参加するなど、大学病院でしっかり修行している先生ですから、私共々、よろしくお願いいたします。

2006/04/27 春を迎え

今春も講義の季節がやってまいりました。昨年同様、日本歯科大学生命歯学部と日本歯科大学東京短期大学の非常勤講師として、講義を受け持つことになりました。
日本歯科大学は今年で100周年を迎えます。それを記念してか、歯学部から生命歯学部に名称変更となりました。学長の考えで"歯科は生命科学を学ぶもの"とのこと。
そんなわけで、木曜日のクリニック休診日は、大学で講義と研修をしています。決してゴルフを楽しんでいるわけではありません(笑)。4月から授業がスタートしましたが、「教える」というのはホントに難しいなぁと痛感しています。
日本歯科先端技術研究所開講式また、4月15日から、日本歯科先端技術研究所主催のインプラント研修112単位コースが始まりました。私も開校式後の懇親会に参加してきました。この講習会は、歯科医師を対象に、毎月土・日曜を利用して1年間に渡り行われ、今回も定員を超える人気で満員です。私も大学院を卒業した年に受講させていただきました。受講生は日本全国から集まってきており、インプラント臨床を研鑽しようと一生懸命です。私もこのコースでインプラントをより深く学んだので、少しは何かのお役に立てればと思い、手術研修などでお手伝いをさせていただいています。
さらに翌日は、HOYA社主催の歯科用レーザー機器セミナーの講師を務めてきました。コンタクトレンズでお馴染みのメーカーですね。私の論文を中心とした講義が受講された先生方の何かのお役に立っていればいいのですが・・・。
歯科の臨床は日々進歩しています。人に教えるだけでなく、常に自分自身も勉強を怠らず、「臨床家が治療しかしなくなったら進歩は無い」と自分に言い聞かせ、図書館や医局で文献をあさる木曜日が始まりました。

2006/04/25 予約診療で実現するCUREとCARE

開業から1年が経ち、患者さんの増加に伴って予約が取りにくくなり、ご迷惑をお掛けしていますことを心よりお詫び申し上げます。当クリニックは、初診からご予約をいただくようになっています。これは、待合室での時間を短くするためのシステムです。
「痛くなった時に駆け込んで永いこと待たされ、手短かな診療を受ける」ということを経験された方は多いと思います。当クリニックでは初診時の検査と説明に時間を掛けるように心がけております。状態の正しい把握はその後の治療を行ううえで、医師と患者双方にとってたいへん重要となるからです。
そして、予定した治療(CURE)が終了すると、定期検診(CARE)によって良い口腔環境を維持していきます。したがって、検診をお受け頂いていれば、急に痛くなることは少ないと考えています。
「ずーと手入れをせずに放置していたら痛くなった」といって駆け込んでくる患者さんも相変わらず多いのですが、"手入れ無し""違和感があっても放置"では、痛くなってもしかたないですよね。
そして、予約をして時間通りにお越しになる患者さんをお待たせしてしまう要因の一つが、この「突然の駆け込み」です。「予約診療」の大切さをご理解いただき、無駄の少ない歯科診療をお受けになって下さい。私たちスタッフもスキルアップを図りながら、日々努力しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2006/04/05 開業1周年

おかげさまで、開業1周年を迎えることができました。この1年、大きな事故もなく無事に診療させていただけたのは、江黒歯科クリニックを支えて下さっている皆様のお陰と感謝いたしております。大学での研究者生活から一変し、週の大半を一般臨床に傾けるようになり、生活は大きく変わりました。いらして下さる患者さんの様態や治療計画に頭をひねる毎日が続いております。「江黒が開業してくれて良かった」と言って下さる患者さんを一人でも多く、と思って診療しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
この4月から、新メンバーを迎え、常時6人以上の専門スタッフによって患者さんをお待ちしております。金曜・土曜は、日本歯科大学附属病院から上野先生がお手伝いに来てくれる事になりました。5人の衛生士同様、宜しくお願いします。
診療は、予約優先制で行っておりますので、初診の方はあらかじめお電話にて予約をお取りいただくようお願いします。予約診療によって治療の効率化をはかっておりますので、是非とも御協力下さい。
日本歯科大学附属病院のウェブサイト

2006/03/01 インプラント治療に新たな器材と技術を導入しました

最近、インプラントを希望して来院される方が増えて参りました。行田に居ながら最新歯科医療を受診できるよう知識・技術の習得を心がけておりますが、今回、オペを安全に行うための術中モニターを導入しました。オペ中の血圧・心拍数・血中内酸素濃度・心電図を測りながらの施術をしています。 さらに、患者さんの要望から麻酔の先生をお呼びすることになりました。静脈内鎮静法といって、患者さんは術中に意識はあるものの、ぼやっとした状態で手術を受けることができますので、治療に対する痛みや恐怖心を和らげることができます。もちろんお呼びする先生は、数え切れない程の麻酔の実績を持つベテランドクターです。
櫻井先生:日本歯科麻酔学会 認定医/指導医、東京歯科大学麻酔学教室 非常勤講師/歯学博士
櫻井先生のウェブサイト

2006/03/25 医師のお話は歯科医師にとっても参考になります

下顎管・下歯槽神経シンポジウム先日、下顎管・下歯槽神経シンポジウムに出席してきました。インプラント治療を行う者にとって避けて通れないのが、下顎管・下歯槽神経です。以前、雑誌の誌面討論会でご一緒させていただいた神奈川歯科大学の高橋常男教授が大会長を務められており、当日は立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
このシンポジウムの素晴らしいところは、医師がメインスピーカーであるところです。通常、歯科のシンポジウムは歯科医師が中心なのですが、医師の先生方からのサジェスチョンは非常に参考になりました。今後の診療に役立つことも多く、大変勉強になりました。

2006/02/10 インプラントのCT撮影

インプラント治療において事前にシミュレーションを行うシステムを導入しました。インプラント治療の前には、骨その他の状態を事前に診断するためにCT撮影を行うのですが、今までは日本歯科大学附属病院(東京・飯田橋)へお願いしていました。
ちょっと遠かったので患者のみなさまにはご不便をおかけしていましたが、シミュレーションシステム導入にともない、CT撮影を羽生総合病院放射線科で行うこととなり、今後は近隣の施設での撮影が可能になりました。
インプラントのニーズが増加してきて、CT撮影を必要とする治療も増えてきました。今後も最先端の情報や医療を提供できるよう、努力して参ります。
羽生総合病院のウェブサイト

2006/02/01 みなさまに御礼

去る1月28日に母(照子)が逝去いたしました。通夜・告別式に際しましては、みなさまから暖かいお心遣いを頂戴し、心より感謝申し上げます。また、診療予約を変更していただいた患者様には、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。
母と別れてみて、あらためて母親の優しさを痛感しております。診療でお見えになっている多くの患者様に、母がお世話になっていたのだなあと感謝しております。

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